課題
大多数のサービス・プロバイダーのネットワーク・インフラには、断片化された別々のビューにインベントリー・データを表示するシステムが数多く導入されています。多くの場合、さまざまなテクノロジー・レイヤーとサービスがそれぞれに異なるデータ・ストアを使用します。通常、物理ネットワークのインベントリーは論理的なサービス・インベントリーと相関されないため、これらの静的なインベントリー・データをサービスおよびネットワークのリアルタイムの状態に連動させることは非常に困難です。インベントリー・システムが複数あることによって生じる不正確さと不整合性は、サービス・オーダーの高いエラー率、リワーク、遅れを招きます。
さらに、レガシー・インベントリー・システムは従来の回線ベースの技術に対応するように設計されているため、エンドカスタマーが求めているSD-WANなどのIPに最適化されたより動的なサービスをサポートできません。
Adaptive Networkアプローチの採用
CienaのAdaptive Network™により、Blue Planet® Inventory and Network Synchronization(INS)ソリューションは複数ソースのOSS/BSSデータを統合表示し、それらのデータをマルチベンダー・エレメントのネットワーク検出結果と同期することで、一元化された最新モデルを作成します。これは、サービス・プロバイダーがエンドツーエンドのインベントリーを包括的で正確なビューに表示できるようになったことを意味します。
Blue Planet INSは、マルチベンダー・コントローラー、管理システム、プログラマブルなインフラのネットワーク・エレメントのすべてと連携して、ネットワーク検出を実行します。それに続いて、INSがすべての複数ソースのOSS/BSSデータを統合表示し、それらのデータを検出結果と同期することで、単一のグラフィカル・ビューを作成してデータの不一致を強調表示し、ビジネス・ポリシー・ルールに基づいてOSSとの間で自動調整を行います。
さらに、Blue Planetサービスの支援により、APIやGUIによる視覚化の開発など、お客様に固有のカスタマイズ要件に対応することができます。
メリット
複数のシステム間を行き来する「回転イス型の運用」を解消してOPEXとCAPEXを削減
次のような成果として顧客満足度を向上:
- サービス・オーダーのエラー率を最大40%低減
- 問題発生から解決までの処理時間を最大30%短縮
主要なビジネス・プロセス全体で自動化のレベルを大幅に引き上げてビジネス・アジリティーを向上